親子で楽しむおすすめ絵本:1歳編

「くるくる回ってるね~」喜ぶ笑顔は「くるくる」の響きにもあるのかも

絵本の中には、対象年齢が書いてある絵本がありますよね。例えば、福音館書店は、裏表紙に「自分で読むなら〇歳~ 読んであげるなら〇歳~」なんて対象年齢が書いてあります。また、0・1・2シリーズのように、タイトルが対象年齢を表しているものもあります。

楽しめる絵本がなぜ年齢によって変わるかと言うと、成長に伴って次の3つが伸びていくからです。

  1. 集中力の持続時間
  2. 知っている言葉
  3. 知っている概念(例えば、これは自分の物という所有の概念や、妹が産まれて嬉しいけれど寂しいなどの複雑な感情などなど。)

そう考えると、対象年齢の記載は、絵本を選ぶ時の1つの目安になります。

ただ、こどもによっては、理解できなくても楽しく思う場合もありますし、同じ絵本でも年齢を追うごとに楽しみ方が変わっていく場合もあるので、「迷った時の目安」くらいに考えていれば良いと思います。

また、4~5歳のこどもが、シンプルな絵本を手に取った時に「それは赤ちゃん向けだから、あなたが読むのはおかしい」と言ってしまう場面を時折見かけます。親としては、成長している姿を見たいし、日々前へ前へと成長してくのが良いこと、と無意識に思っているので、つい指摘してしまうのだと思います。

でも、それも良し、です。ちょっと懐かしいだけかもしれないし、赤ちゃんの時とは違う楽しみ方をしているのかもしれないし、覚えたてのひらがなを試すにはちょうどいいのかもしれない。

「毎日一直線に前に向けて成長していくべきであーる」というプレッシャーにならないようにしてあげてくださいね。

 

さてさて、前置きが長くなりました。

絵や音の響きを楽しむ0歳向けの絵本に比べて、もう少し世界が拡がった1歳くらい向けの絵本、ご紹介していきたいと思います。

0歳向けのおすすめ絵本はこちらから

しみずみえ

「絵本を読むひと」しみずみえがお届けします!

 

1.言葉を楽しむ

0歳向けの絵本では、言葉の音として、リズムとして楽しめる音を紹介しました。月齢が上がるにつれて、次第に意味を持った「言葉」を楽しめる絵本を味わえるようになってきます。

ここで力を発揮するのが「擬音語」「擬態語」。わんわん・ぶーぶー・ふわふわ・くるくる・・・という、音や状況を表す言葉です。言葉を覚えていく途中のこどもでも、状況が理解しやすく、具体的にイメージできるようになります。

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「くるくる、回ってるね~」喜ぶ笑顔は、くるくるという響きにもあるのかも

 

1歳くらいにおすすめ絵本①「わにわにのおふろ」

巨大な「わにわに」の無表情なユーモラスっぷりが最高。最新のユニットバスではなく、自分でお湯をためるお風呂の音が、湯気とともに聞こえてきそうな臨場感があります。

1歳くらいにおすすめ絵本②「くりんくりんごーごー」

車はぶっぶー、オートバイはぶるぶる・・・という定番の音ではなく、作者が挑戦した新しい音が、本当っぽく聞こえてきます。擬音が加わるだけで、音だけでなく、その状況まで感じられるから不思議。

2.好きなものに出会う

ウチのこどもは、デンシャよりクルマ派だな。動物を見ると食いつきが違うな。同じものを見つけると嬉しそうだ。・・・と、こどもが興味を持ちやすいものが、大人の眼から見て分かりやすくなる時期です。これ好きそうだな、と思ったら、その「好きなもの」を目一杯味わえる本を選んでみましょう。好きだからこそ、ますます集中するようになり、1つのことをもっともっとと知ることの楽しさを味わうことができますよ。

食べるのが大好きな子には、食べることを楽しむ本を

食べるのが大好きな子には、食べることを楽しむ本を

 

1歳くらいにおすすめ絵本③「ねずみさんのながいパン」

動物に興味があるこどもは、1軒ずつのおうちのカタチにわくわくして、「あっ、うさぎさんのおうち!!」などと教えてくれます。一方、食べることが好きなこどもも、1つ1つのお料理を楽しみに待っていて、必ず手を伸ばして、本の上のごちそうを食べようとします。興味に合わせた遊びところが用意されている本です。

パンが大好きなこども、多いですよね。好きなものがでるだけでもうれしいもの。

パンが大好きなこども、多いですよね。好きなものがでるだけでもうれしいもの。


1歳くらいにおすすめ絵本④「ことばのべんきょう」

1つ1つの小物まで書込む描写が得意なかこさとしさんの、かこさとしさんらしい絵本。ちょうど言葉を覚え始めたこどもにとっては、「これなあに?」「これなあに?」と1つずつ聞き、答えを聞くというやりとりが楽しいのです。お気に入りのページがきっと見つかりますよ。

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■絵本、どうやって読もうかな…?

読み聞かせの方法は【絵本の読み聞かせの方法|0~1歳の赤ちゃん編】を参考にしてみてくださいね。

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3.ぜひ出会いたい定番絵本

赤ちゃんは、この世界に生まれてきたばっかりで、知らないことだらけで、だから、大人が新しい世界のことを教えてあげなくちゃ・・・って、パパママたちは、無意識にそう考えているんだと思います。

でも、赤ちゃんは、この世界に生まれてきたばっかりだからこそ、おとなたちは感じないことにも気づき、感じているのかもしれない、そう思う絵本があります。

1歳くらいにおすすめ絵本⑤『もこ もこもこ』

こどもが感じている世界を垣間見るための、ガイドみたいな本。親子で同じ目線で、ゆったりした気持ちで読みたい本。0歳・1歳・2歳・・・と、それぞれに違った反応をするので、少し長く読み続けたい絵本です。

1歳くらいにおすすめ絵本⑥「みてる」

絵の絵本だけではなく、写真絵本にも興味を示すようになります。この本は、動物写真家の第一人者である岩合さんの写真絵本シリーズの1冊。写真に添えられた言葉は、シンプルで力強く、余計な飾り気が一切なく、写真の持つ雄弁さをじゃましていません。だからこそ、こどもは写真とじっくりじっくり向かい合います。大人の説明がいらない、なにか野生と野生で惹かれあっているようにも見えるのです。

ぜひ、絵本との時間、たっぷり楽しんでくださいね!

次回は2歳におすすめ絵本、紹介しますよ

次回は2歳におすすめ絵本、紹介しますよ

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■絵本を探してはみたけど…

「絵本を読むのって、ちょっとおっくう」という方。無理はしないくていいと思うんです。【絵本をすぐに読み聞かせしたくなる5つのメリット】では、自然体で読み聞かせと向き合うヒントを語ってみました。

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