抱っこひも会議②新生児期の抱っこひも選びをプロが語り合った

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抱っこひも会議第二弾。出産準備として買う、新生児から使える抱っこひもの選び方がテーマ。

これが一番迷いますよね。ニーズもライフスタイルもまだわからない。知識も少ない。「高いが安心、多機能が安心!」と2万以上する抱っこひもに走りがち。それって、ほんとに後悔しないんでしょうか?

どんな選択肢があるか、どう考えるか。人気の4種の抱っこひものメリットデメリットは?3人のプロが語り合いました。

>>前回の抱っこひも選びの基本はこちらから

抱っこひも会議 メンバー

■身体のプロ:田中けいた

骨盤パパ田中けいた
ボディケアトレーナーで一児のパパ。ヨガ・ストレッチ・マッサージ・セルフチネイザンを複合したパーソナルトレーニングの提案が専門。妻の妊娠をきっかけにママが気軽にできるケア・体の使い方を日々研究中。
 
 

■保育のプロ:うすいみほ

保育アドバイザーうすいみほ

保育アドバイザーで一児の母。幼稚園・チャイルドケア担任・家事代行&シッター教官、など乳幼児保育・教育経験は16年になる。小枠で行っているシッターは保育の適切なアドバイスがもらえると大好評。

■絵本のプロ:しみずみえ

しみずみえ

絵本を読む人。二児の母。こども×おとな×しごとプロジェクト代表。キッザニア東京の創業・ワークショップ運営・海外での絵本とお話の会・・・と、形を変え、こどもと出会い続けて、今に至る。

 

■進行:いくじの窓口代表 市原

市原史帆の写真

現在1歳の一児の母。『いくじにチョイスを』をキーワードに、様々な育児情報を収集、発信中。すでに4本の抱っこ紐を買っているけどまだ欲しい。だっこひも難民?

産後の抱っこひもの使い方をイメージしよう

―出産準備としての抱っこひもを選ぶ考え方は?

みほ: 基準の前に、まずは、どんな風に過ごすのか、どんな風に使うのかをイメージしたいですよね。とはいえ、はじめてのお子さんだとまずわからないですよね。だいたいの方に共通するパターンがあるのでお伝えしましょうか。

市原: お願いします!

産後の過ごし方には、パターンがあります

産後の過ごし方には、パターンがあります

 

産後の過ごし方の定番パターンはこれ

みほ: 産後1ヶ月は基本外出せずに、家で過ごします。だから、抱っこひもは、基本家で使うことになります。寝かしつけ、ちょっと家事する時、ごはん食べながら抱っこして、とかもありますよね。

で、1ヶ月検診の時にはじめて外出して、その後に大丈夫ですよってなって、その後、個人差はあるけど外出するようになります。首が座りはじめる3か月目くらいから、みんなふつうに出歩くようになる。

みえ: そうですよね。1人目では、1ヶ月検診前にがんがん出歩くっていうのは聞いたことないですよね。だから、外出時の初使用がその時になるよね。でも、2人目は出歩きます(笑)言ってらんないので。

市原: おお。使用イメージ、つきますね。

 

2人目は、出歩きますよね。

2人目は、出歩きますよね。

 

新生児から使える抱っこひもの選択肢を知ろう

―出産準備としての、抱っこひも選びの選択肢は?

みほ: 新生児から使える抱っこひもですよね。

市原: そうですね。

人気は長く使える多機能抱っこひも

みほ:まず、人気なのは多機能抱っこひもって呼ばれる一群ですよね。

有名なのがエルゴ、あと、ベビービョルンアプリカだとか、コンビだとか国内メーカーからも出てます。3WAYとか5WAYとか、1本で縦抱き、おんぶ、横抱き、ななめ抱きができて。縦抱きでも、ママと向かいあう対面抱っこだけじゃなく、進行方向を見る前向き抱っこができるものもある。

2人に1人が使っていると言われる、エルゴ

2人に1人が使っていると言われる、エルゴ

新生児期に特に人気のビョルン

新生児期に特に人気のビョルン

 

みほ: メーカーや商品によって、できる機能がちがってるんですが、いろんな方法での抱っこができて、新生児から2歳とか3歳まで、長く使えることを売りにしたものたちですね。

 

5つの方法で抱っこできるものまであるんです!

5つの方法で抱っこできるものまであるんです!

 

エルゴとビョルンで迷うママが多い

みえ: その中でも、その商品だけで新生児から使えるのもあれば、新生児期には何か買い足さないと使えないものと分かれるよね。代表的なのは、エルゴのインサート。産まれてすぐの時は、もこもこの綿みたいなのを中に入れて使わないといけない。

逆に、ビョルンの抱っこひもは、最初から付属物なしで使えるっていうので、よくエルゴと対比されるよね。

みほ: 確かに、その2つで迷うってママ多いですよね。

けいた: この前、みんなで抱っこひも売り場、行ったじゃないですか。

※この会議の少し前に、情報収集のためメンバーでアカチャンホンポに行き、いろんな抱っこひもをつけまくったのです

その時も、売り場のほとんどを、その2つ、エルゴとビョルンが占めてましたよね

みほ: そうそう、わたしが好きなおんぶひもなんて、ないんじゃないかってくらい、隅に追いやられて(笑)

市原: ほんと、ない、ない、って言ってましたもんね(笑)

けいた: あそこまで売り場を占めてたら、そこから選ぼうって感じにはなりますもんね(笑)

売り場のほとんどが、エルゴかビョルンでしたよね!

売り場のほとんどが、エルゴかビョルンでしたよね!

 

横抱きがメインの多機能抱っこひももある

みほ: 多機能抱っこひものなかでも、エルゴとビョルンは縦抱きをメインに使うものなんですけど、横抱きがメインのものもあって、それは、使い勝手が結構ちがうから、別ものとして考えた方がいいかも。コンビのサットフィットが多機能の横抱き抱っこひも代表ですね。

ねかしつけに強いスリングも根強い人気

みえ: あと、スリング!私は、1人目の時は、産まれてすぐから、こどもが7か月を超えておんぶができるようになるまで、ずっとスリング1本で乗り切った。スリング推奨派。5か月までは、ベビーカーも使わずにすんじゃった。

みほ: スリングもねかしつけしやすくて、使いやすいですよね。

7か月目まで、ベビーカーも買わずスリング1本

5か月目まで、ベビーカーも買わずスリング1本

 

新生児OKの抱っこひも4つの選択肢

市原: まとめると、出産準備として買う抱っこひもで選択肢は、まず多機能抱っこひも

その中でも、ビョルンを代表とする単品で使える縦抱きメインの抱っこひも、エルゴ的なインサートの買い足し必要な縦抱き抱っこひも。あとは、横抱きメインの抱っこひもの3つに分けられると。そして、スリング。代表的なものでいうとこんな感じですね。

※ちなみに、兵児帯など、今回会議で話題にならなかったもので 新生児から使えるものもあります

スリングの特徴

―4つの選択肢、それぞれの特徴を教えて欲しいんですが。まずは、みえさん推奨のスリング。どうでしたか?

みえ: スリングはおすすめしたい!(笑)こどもにとって、いいんじゃないかと思うんですよね。

スリングだと、こどもが落ち着く

みえ: スリングに入れると落ち着く子が多い気がするんですよね。生後すぐの背骨がCカーブの時期は、背骨がC字の状態がいいっていうんですけど、スリングはまさに、背中をまんまるの状態に維持することができて。

こどもが居心地良さそうで、スリングにさえすぽっと入れておけば、ほんとに落ち着いて、すやすやよく寝る。

スリングだとこどもが落ち着く気がするんです

スリングだとこどもが落ち着く気がするんです

 

背中がまんまるになると、赤ちゃんが安心する

市原: けいたさん、背骨の話がでてきましたよ(笑)ちょっとコメントお願いします。

けいた: みえさんの言う通りで(笑)人間って、おとなになると、背骨がS字を描くような形になるものなんですが、生後すぐ、首すわりまでの時期は、背骨がまるまっていてアルファベットのC字のような形をしているんですよね。それが徐々に伸びてくる。

で、Cカーブの時期には、なるべく背骨がC字を維持する状態にしていた方が、赤ちゃんが安心すると言われてます。この前の抱っこ会議の時にも、みほさんとさんざん語り合いましたが(笑)

>>赤ちゃんが落ち着く抱っこの方法を語った抱っこ会議

背骨がC字の形だと、こどもが落ち着くと言われてますよね

 

みほ: そうそう。抱っこひもで抱っこする時だけじゃなく、もちろん、素手で抱っこする時も、背中がまんまる、C字を描くように抱っこするといいんですよね。

けいた: 確かにスリングは、背中をまんまるに維持しやすい作りをしてますよね。

スリングだと、こどもが退屈しないもう一つの理由

みほ: こどもが落ち着くっていうのは、実は、外にも理由があるんじゃないかと思っていて。スリングって、布の中では割と自由に手足を動かせるんですよね。その自由度のおかげで、こどもが退屈しないのかなって。

スリングじゃない、縦抱きのだっこ紐って、こどもが身動きを取りにくい部分があって。だから、だっこしながら、持つ側がずっと動いていないと不機嫌ってことがすごく多いんですよ。

みえ: それはありますね。

市原: それはおもしろい!抱っこして、歩き回ったり、ゆらゆらゆらしたりって、もうあたりまえのことだと思ってました。

密着感がうむ体重分散と安定感

みえ: あと、スリングは、金具がなくて、布だけでできていて、作りもシンプル。布が、抱く側と赤ちゃんをぴったりなじませて、密着させる。

この密着度っていうのも、ポイントで。まず、密着するから体重分散して、ママの身体が楽。そして、安定する。ちょっとこどもが動いても、不安定感がないのよね。

スリングの種類

みほ: スリングも海外からの輸入で、トンガさんとか、いろいろと入ってきたんですが、ふつうのリング式の…どこの使ってました?

みえ: わたしはね、北極しろくま堂

みほ: リングタイプと、ネットが広がるタイプとか、いろいろあるんですが、どれを選ぶかで、使い心地がちがってて。自分にあったものを選べるかどうかで、満足度が変わりますよね。

縦抱きをする前提で作られているスリングも

みえ: スリングって、ハンモックのイメージがありません?

けいた: あります。イメージは、ハンモックそのもの。

みえ: でも、わたしが使っていた、北極しろくま堂のスリングは、こどもを縦抱きする前提で作られてるの。

市原: え?

みえ: 0か月から、縦抱き。で、足が、下からちょんちょんと出る感じ。今日持ってきてますよ。

けいた: おー。みたいですね。

スリングをつけるしみずみえ

ほんとに、あっと言う間につけれますよ!

スリングをつけるしみずみえ

頭に通して…

スリングをつけるしみずみえ

こどもを中に入れて、端っこをひっぱって長さ調節

sling

下から足がぴょんぴょんって出る

 

みえ: こんな感じ。

スリングで抱っこするしみずみえ

会議の後、実際にこどもを抱っこしてみました

スリングで抱っこするしみずみえ

こどもを中にいれて…

スリングで抱っこするしみずみえ

できあがり!

スリング装着する姿をうしろから見る

うしろから見ると、こんな感じです

 

市原: やり方は、すぐわかりましたか?

みえ: 北極しろくま堂さんは、その頃店舗があったので。そこで教えてもらって。

スリングの欠点

―スリングの欠点は何がありますか?

みえ: ななめがけだから、片方の肩だけに体重がかかってしまう。その点は、欠点ではありますよね。エルゴだと左右のバランスがいいから、対比されて欠点も目立つかな。でも、満点のものはないから。

市原: さっき出た、使い方がわからないっていうのは、誤使用の可能性を高めてしまうから、それはちょっと怖くはありますね。布を人に合わせることができる自由度があるから、その合わせ方を間違えると、支えることができなくなってしまう。

正しい使い方ができるように、やっぱり、実際ひとに習うっていうのが大切そうな感じがしますね。

けいた: 使い方で大事なポイントが、手順や方法じゃなくって、締め具合といった繊細な部分にあるのが、ネットや本でのレクチャーが難しい理由なのかもしれませんね。

市原: ただ、正しいやり方さえわかれば、魅力は大きい。わたしも、もし次がうまれたら、使ってみたくなりましたよ!やっぱり、こどもが落ち着く、よく寝るっていう魅力は半端ないですよね。とくに、産後数か月は。

けいた: ほんと。よく寝る、大事!

抱っこひも会議

良く寝てくれるっていうスリングのメリットは大きい!

 

横抱き抱っこひもの特徴

―次は、横抱きメインの多機能抱っこひもの特徴をお願いします。

みほ: 簡易ベットみたいなものに、首からぶら下げるひもがついているという形式。コンビのサットフィットが一番有名ですね。

安定感が高く、プロにも選ばれる

みほ: 安定感でいうと、すごくあって。ほんとに、しっかりしたベッドなので。抱っこして寝付いたら、もうそのまま、床に置くこともできる。

市原: 赤ちゃんを病院から施設に移動させる仕事をしている業者の人たちには、この横抱き抱っこひもが選ばれていると聞いたことがありますね。一番、首すわり前の抱っこひもとして安定してるから。

知り合いの女医さんが、自分のこどもも新生児期はこの抱っこひもを使ったそうです。何かトラブルがあった時に、慌てて移動したいという時でもこの抱っこひもなら安心って。

抱っこひも会議の様子

普通のベッドにぶら下げるひもがついているイメージ

 

気道確保可能で、体調不良の時も安心

市原: 健康な状態なら、背骨がまんまるになるようなスリングだとか、縦抱きでも問題ないけど、風邪をひいたり、体調が悪かったりする時には、個人的には望ましくないって考えてると。気道をしっかり確保できる、ベッド式のものがいいって理由で買ったって言ってましたね。

けいた: 確かに、何かあった時用に、安心かもしれないですね。

赤ちゃんの反応は、ベッドと同じ

けいた: 普段の時、赤ちゃんの反応はどうだったんでしょう。

市原: 言っていたのは、ベットと同じだって。背中がまんまるになるわけじゃないので、まんまるじゃないと寝ない赤ちゃんの場合は起きちゃう、と。あまり気にならない場合は、問題ないって。

横抱き抱っこひもの欠点は?

―魅力は安定感ですね。では、欠点は?

みえ: 歩きにくさはあるみたいですね。

横幅があるから、機動性は落ちる

みほ: 横抱き抱っこひもは、他に比べると幅があるので、ひとごみにでるときはちょっと気をつけた方がいいですね。エレベーターのるときとか、改札、スーパーのレジ。結構、場所によっては行きにくいこともあるかも。

だから、寝かしつけに使うっていうのも聞くんですが、あれ、ベッドにひもがついてて、肩でぶらさげるみたいな形をしてるんですね。重さが全部、肩にかかる。だから、肩が、ほんとにつらいって言うんですよ。

サットフィットは多機能で、縦抱きもできるので、首が座ってきたら、縦に変えてみたら~ってアドバイスしたりするんですけど。

横抱き以外のやり方がわかりにくい?

市原: ただ、その横抱きから、縦抱きへの変更が難しいみたいですね。知り合いも、結局わからず、横抱きしかしなかったって言ってました。

みほ: 本当は、そこまで難しいわけじゃないんだけど、多分、赤ちゃんをあやしながら、説明書を見て、抱っこひもをいじってっていうことが、なかなかできないんですよね。特に、新生児期は。だから、直感でわかるものじゃないと、なかなか使えない。

みえ: 一緒に取り組んでくれる家族がいるといいんですけどね。

抱っこひも会議

抱っこひもの使いこなしにも、家族の協力が大事

 

縦抱きメインの多機能抱っこひも比較

―スリング、横抱き抱っこひもときて、次は、一番選ぶ人が多い、縦抱きメインの多機能抱っこひもについて話したいと思います。具体的にどんな選択肢がありますか?

みほ: やっぱりメインは、ベビービョルンとエルゴ。この2つで悩む人が多いですね。

エルゴとベビービョルンのちがい

みほ: ちがいは、ベビービョルンは何も買い足さなくてそのまま新生児から使えるってことと、腰ベルトなしのものがメインだってこと。

エルゴは、そのままでは新生児からは使えなくて、インサートっていうクッションみたいなものを買い足す必要があるんですよね。座ってない首を支えるために、絶対に必要で。

けいた: あとは、エルゴの一番の特徴はしっかりした腰ベルトがついていて、肩と腰に体重分散させるってことですよね。重みが肩に集中しないから、ラクに感じるという。

※ビョルンにも腰ベルト付のタイプもあります。

みほ: そうですね。

田中けいた

エルゴとビョルンのちがいは、腰ベルトの有無が大きい

 

エルゴはハワイ生まれ。大きめの子なら合う

みえ: エルゴに似たものを、アップリカやコンビから出してるよね。あれは、ハワイ生まれのエルゴよりも日本人の体形に合っていて、赤ちゃんの足回りも辛くなさそうで、良さそうかなと思うけど。

けいた: エルゴってハワイ生まれなんですか?

みほ: そうそう。エルゴは体型がやっぱり、大きめの子じゃないと、なかなか合わないですよね。

みえ: でも、やっぱり人気はエルゴよね。みんな使ってるもん。

エルゴの使い心地

―新生児期の、エルゴの使い心地は

みえ: 使い心地、いろんな視点がありますね。私が気になるのは、蒸れかな。

夏場にインサートをつけての抱っこは暑い

みえ: エルゴはインサートつけなきゃダメだから、夏場はきびしいよね。冬生まれの、首すわりまでは、ありかもしれないけど、夏生まれの子には、汗もだらけになりそうで、かわいそうかも。

みほ: ママも、暑いですよね。

市原: インサートに関しては、私の子ども10月生まれで、インサート使ったエルゴの抱っこを試したのは、11月から1月。まあ寒い時期だったんですけど、それでも、ちょっと入れただけで中は蒸れ蒸れになりましたね。外は寒くても、中の温度はぜんぜんちがう。温度管理が大事だなって。

インサート着用時の付け方が難しい

みほ: インサートを使ってのエルゴの付け心地はどうだった?

市原: 正直…うちの子には合わなかったですね。ぐずってぐずって。使い方がよくわからなかった。エルゴって、新生児期のインサート付の抱っこ方法と、インサートなしの抱っこ方法、ちがうんですよね。

けいた: そうなんですか?

市原: 新生児期は、インサートの中に、赤ちゃんの足を全部収めてあげないといけない。インサートの中で、赤ちゃんがしゃがんでいるみたいなイメージ。まだ、足が短いので、ふつうに足を、抱っこひもの外には出せない。無理に出すとすごく開脚する形になるから、足に悪いみたい。

でも、抱っこひもがあって、インサートがあって、赤ちゃんの足がその中でぐちゃぐちゃってなってて、きつくないのか、痛くないのかわからないし、ゆるくすると、安定しないから首すわり前で不安だし。

新生児期、エルゴをまちがって使うケースが多い

みほ: 新生児期は、足を抱っこひもの外に出さないことを知らずに、かなり小さいころからふつうに抱っこしてるお母さん、多いですよね。

で、赤ちゃんは足まわりが痛くて、嫌がって、泣いて、エルゴはもういや~ってなってしまったり。

市原: 首すわり後でも、エルゴはサイズが大きめなので、なかなか合わないケースがあるみたいですね。うちもそうだったし、赤ちゃんが小さめの友人はエルゴで子どもがご機嫌になりはじめたのは、10か月を超えたころだって言ってました。

抱っこひも会議

エルゴをまちがって使って、こどもがエルゴを嫌いになってしまうケース、あるんです。

 

エルゴには、使っていい4つの条件がある

みほ: エルゴって、実は、ふつうにエルゴを使っていい4つの条件っていうのがあって。

首がすわる、生後4ヶ月以上、体重5.5Kg以上、両膝がエルゴから出るっていう、この4つ。説明書にも、ホームページにもちゃんと書いてあるんだけど、みんなあんまり守っていないっていう。

市原: ベビー用品会社の方が言ってたんですけど、日本人だと、この4つの条件を生後4ヶ月の時点でクリアしてる赤ちゃんって、そんなに多くないって。もちろん、クリアしてる子もいるんですけどね。

でも、首座るまでは、インサートがいる、っていう情報だけは持ってて。首が座ったらみんなふつうに、インサート外して、抱っこしちゃう。で、一部の赤ちゃんは、股が開きすぎて、泣くという。

どうしてエルゴが、こんなにも選ばれるのか?

みえ: その点、アプリカだとかコンビも、腰ベルト付でエルゴに似た抱っこひ出してるよね。あの方が日本人の体型に合ってると思うし、まさに、それを売りにしてるよね。

国内メーカーの腰ベルトつき抱っこひもなかなかいい

みえ: それに、首の後ろに丈夫なカバーがついてて支えられるようになってるものもある。エルゴって、赤ちゃんが寝た時に、一応布のカバーはあるけど、ちょっとあやうくて、首がかくって後ろに傾いてしまうケースがあったじゃない。それ、エルゴの大きな欠点だと思ってたんだけど、アプリカ、コンビの国内メーカーの抱っこひもは、その欠点を改善してるよね。

 

エルゴは、服を選ぶ感覚でデザインを選べますもんね

エルゴは、服を選ぶ感覚でデザインを選べますもんね

 

市原: 他のブランドとのコラボデザインもかわいいの多いですよね~。みんなエルゴっていっても、その中で、工夫できる。

みほ: かわいいよだれカバーとか、ケースとかもあるし。

エルゴは、生後半年以降のパフォーマンスが高い

みえ: 新生児期に限っていうと、エルゴって、あんまり使い心地よくない気がするよね。

市原: エルゴの口コミが、なんでこんなに魅力的に感じるかっていうと、思うことがあるんですよね。抱っこひもを使う期間て3年間くらいあるじゃないですか。でも、エルゴが向かない期間ていうのは、生後半年くらいだけ。

生後半年を過ぎて、赤ちゃんが重くなったら、抱っこする側の負担がすごく楽だし、赤ちゃんも、ふつうにご機嫌で、いい抱っこひもじゃないですか。

抱っこが苦しくなる、生後半年を超えて、体重が重くなってきたころ、この重さを解消する抱っこひもが欲しい。よし、エルゴだ!ああ、エルゴ楽!いい!その後ずっと使う。だから、使用期間も長くて、口コミ期間も長い。エルゴいいっていう口コミが多くなる。

その口コミを見たひとは、エルゴいいんだ~と思う。使用時期を見ると、新生児期から使える。じゃあ、まずはエルゴを買っておこうかとなる。

みえ: ただ、新生児期から、エルゴがいいかってなると、そうではない、と。

みほ: ほんと、時期と用途によって、抱っこひもは得意と不得意がありますものね。

 

ベビービョルンの特徴

市原: エルゴと比べて、ベビービョルンはどうですか?

けいた: うちは、今、ベビービョルンのオリジナルを使ってます。うまれてすぐに使えて、使い方も明確。抱っこする側も手を離せるし、いいと思いますね。

ただ、さっき言ったみたいに、肩への負担はあります。生後1ヶ月過ぎた頃で、もう重さが結構きてました。腰ベルトがなくて、肩に全部集中する。肩ベルトも細くて、パットが薄いので。肩こりは、覚悟で使う必要がありそう

市原: 私はエルゴの後、ビョルンを使った時期があったんですが、こどもの反応は格段によかったですね。足回り、股関節の状態がよかったみたい。

販売員が語った、ベビービョルンの魅力

市原: ベビーグッズ販売をしているひとに、どうしてビョルンがこんなに人気があるのか聞いたことがあるんです。

で、言ってたことは、まずは、付属物なしで生後すぐ使える便利さ。次に、こどもによる、合う合わないの少なさ。頭、身体、腕、足の支え具合と自由度がちょうどいいんじゃないかと。こどもが嫌がって使わなかったってケースがすごく少ないらしいんですよね。

そして、誤使用の少なさ。金具がいくつもあったりして、私、個人的には、使い方わかりにくいなと思ったんですが、それでも、使い間違えだとか、調節のし間違えが、ほんとにしにくいつくりになってるらしいんですよね。

わからなかったら、つけられない。つけられたら、まちがえない。その魅力は大きいし、おすすめできるって。

ただ、肩こりはすごかった。それが理由で、わたし、3か月くらいで他のに切り替えたんですよね。

パパも使いやすいから、お願いしやすい!

みほ: 使い間違いしにくくて、サイズ変更もできるから、例えば、パパにちょっとお願いってことがしやすいですよね。それは、大きい魅力かも。

あとは、横抱きだっこひもみたいに、横に幅がないし、抱っこしてる時に両手が自由になるから、お出かけしやすい。家の中で抱っこする時以上に、ちょっとお出かけする時によさそうですよね。機動性、高いです。

けいた: 確かに。実際、僕も、しょっちゅう、ビョルン使って抱っこしてますしね(笑)

抱っこひも会議

ビョルンなら、パパも抱っこしやすくって、お願いしやすいんですよね

 

ビョルンは、意外なくらいに安い

市原: ビョルンのオリジナルって、実は、amazonだと6,500円くらいなんですよね。で、エルゴのインサートが、4,000円。メッシュの涼しいやつなら5,000円。2,000円ちがわないんですよ。

なら、エルゴのインサート買わないで、新生児期のためだけにでも、ビョルンオリジナル買えばよかったなーって。

けいた: 確かに。エルゴのインサートとそんなに変わらない金額って考えると安く感じる。逆にいうと、インサートが高い(笑)

産後すぐの縦抱き抱っこをどうみるか

みえ: ただ、これは、エルゴも他の抱っこひもも共通していえることなんだけども、産後すぐの縦抱き抱っこに関しては、賛否両論あるよね。横抱きの方がいいというひとたちもいれば、縦抱きの方がゆがまなくていいというひとたちもいる。

みほ: もうそれは、どちらが正しいっていうものというよりは、親がそれぞれの言説をみて、どちらが好みかで選ぶしかないですよね。

あとは、こどもの好き嫌いも大きいですよね。横抱きがきらいで、もう、産後、2週間後くらいで首すわりもしていないのに、縦抱きじゃないと寝ないんです~なんてママの声も聞いたことがある。首すわり後は、大抵の子は、縦抱き派になりますしね。

ビョルンのメリットとデメリットまとめ

けいた: まとめると、ビョルンの魅力は、まず、誤使用が少ないこと。だから、いくじをヘルプしてもらいやすい。こどもの反応もまずまずいい。そして、動きやすくてでかけやすい。しかも、エルゴのインサートとそんなに変わらないくらいの価格で、手ごろ。

ビョルンの欠点は、とにかく、肩への負担がすごいってことですね。

まあ、個人的には、産後の初期段階で、腰へ直接的に体重をかけることはいいことだとは思わない。だから、産後すぐは腰ベルト付で体重分散させるというより、ちょっときつくても肩で持つ方がベターなんじゃないかなぁとは思うんですよね。

※産後のママの身体と抱っこひもの関係については、この後じっくり語ってくれてます。続編をお楽しみに

田中けいた

産後すぐに、腰に負担をかけるのって、ほんと~によくないんですよね

 

けいた: 生後半年以内の、そんなに赤ちゃんが重たくない時期限定で使うっていう前提でビョルンを買っても、十分にもとは取れるんじゃないかなぁと個人的には思いますけどね。

まとめ

新生児から使える抱っこひもの4つの選択肢とそれぞれの特徴、紹介しました。

それぞれに、メリットとデメリットがありましたね。どれが正解というよりは、好み

個人的には、最初にど~んと2万くらいする高いものを買うよりは、1万円以下のものを買って、成長に応じてこどもの好みを見ながら、買い足すスタイルがいいんじゃないかぁと思いました。

次回>>腰すわり後の抱っこひもについてのお話しを紹介します。またまた小ネタたっぷりです

 

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