抱っこ会議①プロが語リ合う|基本の抱っこって?

抱っこ会議vol.1基本の抱っこって?

抱っこひもについての情報はあふれているけど、意外と情報がないのが<抱っこ>。その道のプロにお集まりいただいて、抱っこについて、話し合ってもらいました!

初めて抱っこする人にも、もう毎日抱っこしている人にも届けたい。知っておくと、身体が、いくじが楽になる、抱っこ情報を探ります。

初回は、これだけは知っておきたい抱っこの基本情報…抱っこの仕方・時期別の差・合う抱っこの見つけ方で盛り上がりました。では、スタート。

抱っこ会議メンバー

■身体のプロ:田中けいた

骨盤パパ田中けいた
ボディケアトレーナーで一児のパパ。ヨガ・ストレッチ・マッサージ・セルフチネイザンを複合したパーソナルトレーニングの提案が専門。妻の妊娠をきっかけにママが気軽にできるケア・体の使い方を日々研究中。
 
 

■保育のプロ:みほさん

保育アドバイザーうすいみほ

保育アドバイザーで一児の母。幼稚園・チャイルドケア担任・家事代行&シッター教官、など乳幼児保育・教育経験は16年になる。小枠で行っているシッターは保育の適切なアドバイスがもらえると大好評。

 

■進行:いくじの窓口代表 市原

市原史帆の写真

現在1歳の一児の母。『いくじにチョイスを』をキーワードに、様々な育児情報を収集、発信中。抱っこしてると、すぐ肩も腕もぷるぷるになる。自分の抱っこ方法には不安あり。

 

新生児抱っこの基本

初めての抱っこは、2つのポイントを意識

抱っこ会議のイメージ

―抱っこ初心者に伝える、基本の抱っこってどんなもの?

みほ: 基本中の基本ですが、横抱きと縦抱きがあります。まあ、やり方は、いろんなサイトだったり、動画で詳しく説明されてますよね。

けいた: そうそう、まず右手を頭の下に入れて…とか、手順が細かく書かれた本、うちにもあります。

みほ: 私は、本を何度も見返しながら細かい手順の通りに動くっていうより、シンプルに2つのポイントを頭に入れて動くっていうのがいいって思ってて。

 

―抱っこの2つのポイント、なんですか?

みほ: ひとつめは、おしりの部分と首と肩の間をしっかり支えるってこと。

けいた: うん、大事ですよね。重たい頭と接してぐらぐらしやすいのが首の部分。おしりの部分っていうのが仙骨にあたる部分。それって、背骨のはじまりと終わりなんですよね。その2点を抑えると、赤ちゃんの身体が安定して、安心するんです。

みほ: ふたつめは、持った後に、ママと赤ちゃんの身体をしっかりと寄せてから抱きあげること。これが大事ですね。引きよせるプロセスが怖いのか、腕の部分に赤ちゃんをのせて抱っこしているお母さんって多いんですが、あれは安定しないし、お母さんの腕への負荷も大きいし、よくないですね。 

※具体的な横抱きの仕方は【赤ちゃんの抱っこを動画で解説|横抱きの仕方】こちらをチェックください

時期に合わせた 抱っこを柔軟に

1-2

―時期別に、抱っこの方法って変えるべきですか?

みほ: まず、首が座るまで、それ以降っていう形で、時期に合わせた抱っこをするっていうのが前提ですよね。首が座るまでが横抱きで、それ以降に縦抱きも加えていくっていうのが基本

かといって、産まれて間もないころであっても、授乳後のげっぷを出す時は、縦抱きにしますよね。あと、こどもって身体がこるんですよね。首が弱い状態で寝てるんで、ほとんど自分では動けないんです。だから、縦抱きにすると身体の血液の循環がよくなるので、たまに縦抱きにするといいんですよね。

―首が座って、ふつうに縦抱きできるタイミングは?

みほ: 一般的には、2か月から3か月くらいって言われてますよね。

※縦抱きの仕方は赤ちゃんの抱っこを動画で解説|縦抱きの仕方こちらをチェック

背骨の形と抱っこ方法の関係

赤ちゃんの背骨の形の変化

けいた: 首座りの時期に関して補足すると、うまれた時は赤ちゃんの背骨ってC字になってるんですけど、それが、だいたい生後2か月から3か月くらいの時に、S字に変わってくるんですね。そのS字になったころが、首が座る時期その時期に、縦抱きを安定感もってできはじめるんですね。

背骨がCカーブのうちは、やっぱり背骨がCになるように抱っこすると、赤ちゃんって安定する。首が座るまでは、背骨のC字、まんまるを意識するといいですね。

1か月で、首が座る子もいる

けいた: でも、こどもによって、成長の度合は、全然ちがう。だから、3か月になったら、そろそろ縦抱きスタートとかじゃなく、どうしたら赤ちゃんが喜ぶかを探っていくしかない。

みほ: うちの子の場合、2か月くらいで、首が座ったんですよ。だから、縦抱きを2か月になるくらいの時にもうしたら、すごく喜んで。でも、外でそれをすると、ちょっと「えっ?」って顔をされてしまったので、まあ人前ではそんなにしないようにしてたんですけど(笑)

逆に、背骨のCカーブの時期が長い子っていうのもいるんですよね。もう、Sだろって思って寝かして、背骨がまっすぐになるとすごく泣く、とか。だから保育園でも枕とタオルで枠を作って、C字カーブができるようにして寝かせるとかしてましたね。

あとは、実際は背骨はS字の形になってるんだろうけど、Cカーブの状態が安心の素になってるってこともあるんでしょうね。だから、成長の段階でやめるっていうより、その子が落ち着くやり方を選ぶっていうのが、結局は大事なんですよね。

時期別の抱っこ方法|首がすわる前と後の抱っこのコツで写真つきで解説しています

赤ちゃんに合った抱っこの見つけ方

気持ちいい抱っこをすると、赤ちゃんがいい顔をする

赤ちゃんに合う抱っこの探し方

―様子を見ながら、抱っこの仕方を探っていくとのことでしたが、具体的にはどんなシグナルをみつけていくんですか?

けいた: ほんと、気持ちいいやり方すると、赤ちゃんの顔が、ふっといい顔になるんですよね。

みほ: そうそうそうそう。

単純に、横抱きなのか縦抱きなのかってことだけじゃなくて、赤ちゃんが好きな抱っこの角度ってのが、それぞれにあるんですよね。縦揺れが好きなのか、横揺れが好きなのかもある。どれが好きなのかってのは、やっぱり顔に出る。

これが正解だっていうんじゃなくて、赤ちゃんがほっとしたような顔を探って、あ、これがいいんだな、っていうのを知っていく

いくつかパターンを知って、どれが合うか探るスタンス

みほ: さっき、赤ちゃんの背骨がCカーブのうちは、背骨がCになるように抱っこするといいって出たじゃないですか。だから、背骨がC字になるように紐で安定させられるような抱っこ紐とかも売ってるんですよ。

でも、それをするとうちの子は、身動きができないと苦しくて、落ち着かなかった。動けるようにする方が、C字の維持はできなくても、安心して機嫌がいいってのはありましたね。つくづく、それぞれだなぁって思いましたよ

けいた: ネットとかみると、こうするといいとか、うちはこうして成功した、とかいっぱいあるんですけど、やっぱりパターンがいろいろあるんで。赤ちゃんって、痛い!やめて!って言えないし(笑) これが正解なんてもんは、ないんですよね。

親がいくつかパターンを知っておいて、どのパターンが自分の子に合うのかっていうのを探っていくってスタンスがいいですよね。

みほ: 1つの方法しか知らずに、これでうまくいくはずだって思い込んでやってしまうと、親の方が辛くなってきますからね。

まとめ

初回から、抱っこについての奥深さを感じましたよね。

これが正解っていうものはない!というのがお二人の共通するスタンス。押し付けるのではなく、赤ちゃんの様子を真摯に見続けることの大切さを語る様子が印象的でした。

抱っこ会議はまだまだ続きます。第二弾では、<ママの身体にやさしい抱っこ>について語る様子を紹介します。身体にやさしく、赤ちゃんも安心、そして産後ダイエットにもなる!という、やらなきゃソンな抱っこが語られて、「ああ、もっと早く知りたかった!」と思った市原でした。お楽しみに。

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