メンバー紹介 いちはらしほ

市原史帆

いくじの窓口を主催している、市原史帆です。

現在一児の母。農業、野菜の流通、婚活業界と複数の仕事をしてきたけれど、共通していたのは、熱中していたってこと。こどもが産まれて、文字通り、立ち止まって、自分の時間の使い方、家族との関わり方を考え治しています。

1. 想い

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娘と見つめ合う市原史帆

知るって、余裕だなぁ。余裕ってやさしさだなぁと感じた。だから、新しいチョイスを届けたい。

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わたしは、生まれ育った街を出て、横浜の大学に進学しました。専攻したのは、社会学。そこで『ニュータウンにおける教育』を題材に研究をしました。

なぜか?自由になりたかったからです。変に優等生志向で、変に失敗が苦手で、変にマニュアルが大好きな自分。『道』から外れそうになると、不安でたまらなくなる自分。

わたしが育ったのは、神戸にあるニュータウンでした。あのサカキバラセイトの事件が起きたのと隣街(彼とは同じ年です)。

均質な空間、均質な価値観、とよく言われる場所。ニュータウンを扱った本で、よく書かれていたほど悪い場所ではなかったけれど確かに、よしとされるライフコースから外れてしまった人、外れたい人にとっては著しく生きにくい場所ではありました。

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わたしが中学の時に、母親が死にました。高校の時に、父親が北海道で農業をしたいと言って家を出て、わたしは神戸の家で一人で暮らすことになりました。

「よくぐれなかったね」「大学進学の勉強、よく、したよね」と何度か言われました。言われることが驚きでした。均質なニュータウンでは、周りの誰もその選択をしない。もしいたとしてもその人は<失敗した人>の烙印を押されている。わたしには<勉強をしない><大学にいかない>という発想自体がなかったのです。

 

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大学に進学して、あの街を出て。わたしが生きてきた世界は、ほんの一部なんだ。わたしが、どうしても守らなければいけないと思っていたものたちは、案外、守らなくってもどちらでもよかったんだ。そんな感覚を、何度も味わいました。

生まれ育った環境を出た人の多くが味わう感覚でしょう。多くの人同様、それは、自由の心地よさと、自分を支える価値観が揺らぐ、不安感を伴うものでした。

生まれ育った環境の価値観って根深いもの。気付くと、引っ張られますよね。わたしは、無意識にひっぱられるのは嫌だと思った。自分で選びたい、と思った。自分がどういう環境で、どういう風にできていったのかを、客観的に捉えたい。そう考えるようになって、ニュータウン研究をするようになったんです。

それで何が変わったか?

価値観が一新したわけでも、人格変わったわけでもありません。でも、自分の思考の癖が、どういう風にできてきたのかが把握できたことは大きかった。自分の中の「しなければならない」の思い込みが、減りました。少し、ラクになった。

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それから、もう十年以上。こどもを産んだ。こそだてをするようになった。気づくと、視野が狭くなっていることがよくあるようになりました。無意味に自分を追い込んで、疲れている。

この子のためには、こうしなきゃ。どうしよう、これもできていない。イライラしたり、自己嫌悪に陥ったり、落ち込んだり。

あーまずいな、と思った時、わたしは、大学時代に自分自身を客観視した経験を思い出すんです。ちょっとだけ、気分が変わる。

もしかしたら、他のやり方があるんじゃないか?できなかったことより、自己嫌悪で落ち込む母親と過ごすことの方が、この子にとってマイナスなんじゃない?

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本を読んだり、ネットで調べたりする。自分がやろうとしていたのとは、まったく別のやり方が載っていたりする。まったく別の<正解>を主張していたりする

1つのやり方しか知らなかった時には、それが、受け入れるしかないことだった。

いくつかのやり方を知ったら…?その中でどれが自分に合うのか、どれをしたいのかを、自分で選ぶことができるようになる。

失敗したら…?ちょっと修正してやり直してもいいし、別のやり方を選んでもいい。

選択肢を知ることで、育児がすごく楽になった。実際の労力としても、精神的にも。わたし自身の心地いい時間が増えた。わが子が、もっと愛おしくなる。こそだてが、楽しいって感じられる時間が増えていく

ああ、知るって、余裕だなぁと思った。余裕って、やさしさだなぁと感じた。

こどもと遊ぶ市原史帆

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いくじの専門家でもなんでもない私が、いくじの情報サイトを作ろうと思い立った、根っこの部分の想いを書いてみました。

みなさんの毎日に、1つでも、新しいチョイスを届けたい。かけがえのない、親子の時間をもっと輝かせるお手伝いがしたい

そんな想いでいます。

市原史帆

 

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